11月7日 決算特別委員会

◆委員(井上ノエミ君) 
 それでは、みんなの党の意見開陳を行います。
 私は、平成25年度墨田区一般会計歳入歳出決算、国民健康保険特別会計歳入歳出決算、介護保険特別会計歳入歳出決算及び後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の各決算について、認定の立場から意見を申し上げます。
 まず、平成25年度の一般会計歳入歳出決算ですが、厳しい財政状況の中で行政の一層の効率化を図ることを強く要望いたします。
 特に、公共施設の統廃合や民間への委託、維持管理の効率化等により、固定経費の更なる削減が必要です。そして、聖域を設けず、錦糸町のトリフォニーホールやソラマチの「すみだ まち処」の経費についても、徹底的な見直しを要求します。
 また、消費税の増税などにより、厳しい経済環境にある多くの区民の生活を守るためにも、社会的な弱者を守る政策の一層の充実が必要です。
 高齢者に対する住宅の支援、ひとり親に対する支援、障害者や貧困児童の支援、ホームレスの生活支援などを、今後更に充実することを要望します。
 また、暮らしやすい墨田区を実現するための子育て支援や将来のすみだを担う子どもたちの学校教育の充実も必要です。いじめのない学校をつくることも重要課題です。また、子どもたちがグローバルな世界で活躍できるように、小学校の英語教育を充実することが必要です。
 また、区民の生命と財産を守る防災対策に関しては、地震対策と併せて荒川の洪水対策の一層の強化が必要です。
 次に、国民健康保険特別会計歳入歳出決算については、その保険料が極めて高額になってきており、多くの区民は保険料の支払いに苦しんでいます。保険料の高騰を防ぐために、医療費の適正化を図ることは最重要課題です。
 また、介護保険特別会計歳入歳出決算及び後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についても、高齢化の進展とともに年々保険料は上がっており、多くの年金生活者にとって大きな負担となっています。この三つの特別会計の歳出総額は合計で500億円と大変巨額になっています。これ以上の区民の負担を避けるためにも、無駄のない事業の実施と効率化を強く要望して、みんなの党の意見開陳といたします。